艶剣客2 くノ一色洗脳
(C)2011 八神淳一/竹書房/新東宝映画
八代将軍・徳川吉宗の時代。平民の出ながら剣の道にまい進する弥三郎は、“隠れお庭番”の冴島凛と共に大奥にはびこる媚薬を根絶させた。故郷に帰った弥三郎の元に、江戸の冴島凛から手紙が届く。「“隠れお庭番”の密偵が次々と、彦根藩で行方をくらましている。そちの手を借りたい」慌てて、江戸へ急ぐ弥三郎。
その頃、彦根藩のひなびた旅籠の地下室では、旅芸人に変装した“隠れお庭番”の結衣が、あられもない姿で縛り上げられ、強力な媚薬の煙を吸わされていた。徳川幕府転覆を企む甲賀忍軍の長・幻斉の淫らな拷問に、結衣は自分を使わせた凛の名を白状してしまう。 江戸で合流した凛と弥三郎は、旅の夫婦姿に変装し、彦根藩に入る。山道で、山賊に襲われている村娘の美緒を助けたところ、お礼に一晩の宿を借りることになった。
その夜、風呂で美緒に背中を流してもらう弥三郎は、意識が朦朧となり、就寝中の凛を殺そうとする。凛の機転で事なきを得たが、どうやら弥三郎は風呂場で媚薬の煙を吸わされたらしい。ここは、甲賀忍軍の隠し砦であることを確信した二人は、邸内を調べ上げた。忍者装束に身を固めた美緒の術にはまり、凛は囚われの身となった。“隠れお庭番”に命を下している幕府要人の名を白状させるため、幻斉は凛に恥辱の限りの色洗脳を行う。果たして、凛の運命は…?